梅雨の雰囲気にぴったりな映画紹介
こんにちは、こんばんは!
最近は雨が多く梅雨を感じさせますね(. . `)
皆様はいかがお過ごしでしょうか。
梅雨は湿気が多く、少し蒸し暑く嫌な日々が続きますね (´Д`υ)
外出することも減り、休日は家で何して過ごそうか考え、無駄な1日を過ごしてしまうこともあるかと思います。
そこで、今回梅雨の時期にぴったりな映画を2本ご紹介させて頂けたらと思います。
是非、興味を持たれた方は1度見てみるのをおすすめします(≧▽≦)
『シェルブールの雨傘』(1964年)は、ジャック・ドゥミ監督によるフランスのミュージカル映画です。カトリーヌ・ドヌーヴとニーノ・カステルヌオーヴォが主演し、全編が歌で構成されるユニークな作品となっております。
内容
物語はフランスのシェルブールという町を舞台に、傘屋を営む娘ジュヌヴィエーヴと、自動車修理工のギィの恋愛を中心に展開します。二人は深く愛し合っていますが、ギィがアルジェリア戦争に従軍することになり、離れ離れになります。ジュヌヴィエーヴはギィの子供を身ごもりますが、ギィの長い不在と経済的な不安から、裕福な宝石商のロラン・カサールと結婚します。戦争から戻ったギィは失意の中、新たな人生を歩み始めますが、やがてジュヌヴィエーヴと再会する場面が訪れます。
感想
『シェルブールの雨傘』は、映像と音楽が完璧に融合した美しい作品です。全編にわたるミシェル・ルグランの音楽は、観客を物語の世界に引き込み、感情を揺さぶります。特に「I Will Wait for You」というテーマ曲は、映画を象徴する名曲として広く愛されています。
若々しくも切ない演技と、美しい映像美が印象的で、色彩豊かなセットや衣装も見どころの一つです。映画全体がカラフルでありながらも、登場人物の内面には複雑な感情が描かれており、観客に深い感動を与えます。
愛と別れ、時間の経過による変化など、普遍的なテーマが描かれており、多くの人々に共感を呼び起こす映画です。梅雨の時期に見ると、雨の日の雰囲気が一層引き立ちます。
『シェルブールの雨傘』は、視覚的にも聴覚的にも楽しめる美しいミュージカル映画であり、愛と別れの物語が心に響く作品です。雨の日にぴったりの映画として、ぜひ一度ご覧になることをお勧め致します!
『ブレードランナー』(1982年)は、リドリー・スコット監督によるSF映画で、フィリップ・K・ディックの小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を原作としています。主演はハリソン・フォードで、未来のロサンゼルスを舞台に、人間と見分けがつかないレプリカント(人造人間)と、それを追うブレードランナーの物語です。
内容
物語は2019年のロサンゼルスを舞台に、ブレードランナーと呼ばれる元刑事リック・デッカードが、違法に地球に潜伏しているレプリカントを追い詰める任務を引き受けるところから始まります。レプリカントは、タイレル社によって製造された人造人間で、労働力として使役される一方、4年の寿命が設定されています。
デッカードは、リーダーのロイ・バティを含む4人のレプリカントを追跡します。その過程で、彼はタイレル社の秘書レイチェルと出会い、彼女が最新型のレプリカントであることを知ります。レイチェルは、自分がレプリカントであることに気づかず、デッカードとの間に特別な関係が生まれます。
最終的に、デッカードはロイ・バティとの対決を迎えますが、ロイの命が尽きる寸前、彼はデッカードの命を救い、感動的な「涙の雨の中で」の独白を残します。この経験を通じて、デッカードは人間性や生命の価値について深く考えるようになります。
感想
『ブレードランナー』は、視覚的に非常に印象的な映画で、未来都市の風景や暗く湿った雰囲気が強く印象に残ります。演出によるディストピア的なビジュアルは、映画史に残る名シーンが多く含まれています。
物語のテーマとしては、生命とは何か、人間性とは何かといった哲学的な問いが描かれています。レプリカントのキャラクターたちは、人間と同じように感情を持ち、寿命の制限に対して絶望的に抗います。特にロイ・バティの最後のシーンは、深い感動を呼び起こし、多くの観客にとって心に残る瞬間です。
『ブレードランナー』は、深いテーマ性とビジュアルの美しさが融合した傑作です。未来都市の映像美と、生命や人間性についての問いを描いた物語が、見る者に強い印象を与えます。雨の日に鑑賞すると、その雰囲気が一層際立ち、より深く作品に浸ることができます。